校長のあいさつ
私が毛筆を初めて執ったのは小学3年生のとき。
その初心のころ、みっちりと教わったのが、毛筆の運びのリズムを表す代名詞「トン・スー・トン」でした。
そして当時の書の評価の基準となっていたのは「太く、大きく、元気よく」でした。
あれから50年。驚くと言えばいいのか、嘆かわしいと言えばよいのか。我が国の書道教育の現場では、今も相変わらずの「トン・スー・トン」の一点張りです。
さて、「通俗」の対義語は「玄奥」(奥深く測り知れない)、「空虚」のそれは「充実」です。
30年前、書法を磨きたいと始めた訪中でしたが、今ではもう断固たる確信を以って言い切れます。彼我の差は毛筆の執り方、運かし方にあると。
書を建築物に喩えると、ビルの外観は書の字形となります。
とするとビルの建材は書の筆画となりますね。もし建材や工法が耐震基準を充たしていなければ、いくら外観が美しく立派であっても、それは単なる欠陥住宅。
書も「トン・スー・トン」の軽薄虚弱であれば、どんなに上辺を着飾ってみたとしても、それはただの俗書。
私、志学書法院では中国本場の書法から習得した強靭な筆画の作り方と、永遠に続く律動のような運筆を軸に、日々指導しています。
しかし、何も難しくはありません。正確な執筆法と、運筆法、この2つをマスターしさえすれば、だれでも今より格段に優れた書が書けるようになること請け合いです。是非一度、この世界を体験しにいらしてみてください。
その初心のころ、みっちりと教わったのが、毛筆の運びのリズムを表す代名詞「トン・スー・トン」でした。
そして当時の書の評価の基準となっていたのは「太く、大きく、元気よく」でした。
あれから50年。驚くと言えばいいのか、嘆かわしいと言えばよいのか。我が国の書道教育の現場では、今も相変わらずの「トン・スー・トン」の一点張りです。
さて、「通俗」の対義語は「玄奥」(奥深く測り知れない)、「空虚」のそれは「充実」です。
30年前、書法を磨きたいと始めた訪中でしたが、今ではもう断固たる確信を以って言い切れます。彼我の差は毛筆の執り方、運かし方にあると。
書を建築物に喩えると、ビルの外観は書の字形となります。
とするとビルの建材は書の筆画となりますね。もし建材や工法が耐震基準を充たしていなければ、いくら外観が美しく立派であっても、それは単なる欠陥住宅。
書も「トン・スー・トン」の軽薄虚弱であれば、どんなに上辺を着飾ってみたとしても、それはただの俗書。
私、志学書法院では中国本場の書法から習得した強靭な筆画の作り方と、永遠に続く律動のような運筆を軸に、日々指導しています。
しかし、何も難しくはありません。正確な執筆法と、運筆法、この2つをマスターしさえすれば、だれでも今より格段に優れた書が書けるようになること請け合いです。是非一度、この世界を体験しにいらしてみてください。
校長プロフィール
- 1955年
- 大分県に生まれる
- 1977年
- 大東文化大学文学部中国文学科卒
- 1982年
- 日展初入選
- 1985年
- 日展入選
- 1991年
- 上海復旦大学短期書法研修留学
- 1993年
- 日本書芸院 兵庫県書作家協会 墨滴会 離脱
- 1997年
- 北京故宮博物院 師生書法展開催
- 1998年
- 志学書法院設立
校長の作品紹介
教室案内
教室概要
- 教室名
- 志学書法院 神戸校
- 校長
- 中山 大眼(なかやま たいがん)
- 所在地
- 〒651-0094 兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5-3-5 グリーンシャポービル715号
- TEL
- 090-8570-9812